オーガニックから、“自分との付き合い方”と学んでいます・福本敦子さん<前編>

第13回目は、オーガニックコスメを扱うセレクトショップ「コスメキッチン」のPRを経て、独立したばかりの福本敦子さんにご登場いただきました。現在はフリーランスでPRのお仕事をする傍ら、オーガニックに精通した知識を活かし、雑誌やwebで連載を持つビューティコラムニストとして、ビューティオーガナイザーとして幅広く活動されています。またインスタグラムでは独自の視点で発信する美容・健康情報にもファンが多く注目を集めています。そんな福本さんがオーガニックと出会ったきっかけや大切にしていること、日常のセルフケアなどについて教えていただきました。ご自身の身体と心の声に耳を傾けて向き合う姿、キラキラした笑顔がとても魅力的です。

自分にとって“居心地のいい環境”を持つこと

ー 会社員からフリーランスに転身したことで、心境や毎日の習慣に変化はありますか?

福本さん:

毎日会社に行かなくてよくなった代わりに、“家”に対する意識が強くなったと思います。これからのライフスタイルを考えて「自分に適した環境」に興味を持つようになりました。

ー 会社員時代と今では、環境にどんな違いがありますか?

福本さん:

疲れていると満員電車やオフィスの蛍光灯、音などが特に気になっていて、「人生であと何時間この蛍光灯を浴びなきゃいけないんだろう」とよく考えていました。仕事中も「基本的に席にいない人」な感じでした。一人になりたくなって社食に行ったり、そこにいる人たちとおしゃべりしたり。いつも居心地のいいところを探してうろうろしていたんだと思います。

ー 身を置く環境はとても大切ですよね。ご自宅ではどのように過ごしていますか?

福本さん:

自宅では蛍光灯を浴びない代わりに、キャンドルを炊いています。いい香りのなかで仕事がしたいし、割とそういう「美しさ」とか「心地よさ」を重んじている人間なのだ、とさらに自覚しました(笑)。

オーガニックから、“自分との付き合い方”を学んでいます

ー オーガニックコスメやホリスティックなライフスタイルを送るなかで、福本さんにとってそれらはどのような存在ですか?

福本さん:

20歳頃からずっとオーガニックコスメを使っていましたし、当時からオーガニックやライフスタイルに興味がありました。今は私にとってオーガニックのある暮らしが当たり前になっていて、自然と選んでいるし暮らしに取り入れているので、自分にとってどんな存在なのか答えるのが難しいのですが、自分の大切な一部であることは間違いないし、これからもきっとそうだと思います。

ー オーガニックコスメやライフスタイルが、本当に身近で暮らしに馴染んでいるのですね。福本さんがオーガニックと出会ったきっかけを教えてください。

福本さん:

もともと敏感な肌質だったこともあって、純粋なものが合うというのはわかっていました。NYに行った時たまたまホールフーズのお店をみつけて、“ホールフーズ”の意味もわからず吸い寄せられるようにお店に入ったんです。そこで初めて360度オーガニックに囲まれた時、直感的に「きた!なんかここ楽しい!」と心地よさを感じたのがきっかけですね。

ー オーガニックに触れるようになって、具体的に生活や体調、肌などに変化はありましたか?

福本さん:

オーガニックライフを続けていくなかで、自分の体質が改善されたり、知らずと元気をもらっていたりしているのだと思います。もともとアトピー体質なのですが、部分的なアトピーが出なくなりました。私の場合、オーガニックに触れることで「身体やこころの扱い方=自分との付き合い方」を学んでいる気がします。

何をする時も、情報より“体感”や“面白さ”を大事にしたい

ー ご自身の生活習慣や考え方のベースになっていることはありますか?

福本さん:

「こうだ」とひとつに決めるよりも、その時に自然と惹かれることや、「面白い」と思うことの方を選んでいます。アーユルヴェーダやヨガ、星占いもそのひとつなんですが、いろいろなものが結集されて“今の自分”になっている感じです。何をする時も、まず情報より“体感”を大事にしています。

ー フリーランスになってさらに忙しい毎日を過ごされていると思いますが、一日を気持ちよくスタートするために欠かせない朝の習慣はありますか?

福本さん:

TM瞑想(トランセンデンタル・ メディテーション)と足湯が、最近の朝の習慣になっています。

福本さん:

TM瞑想は、フリーランスになるタイミングで始めたんです。フリーランスになることは、今思えば「より自分らしくなるための選択」だったのですが、そういう変化の時に、無駄なことで心の雑音を増やしたくなかったので、瞑想を学んで実践するようになりました。朝、瞑想をするようになってから、タスクに追われて焦ることがなくなったように思います。仕事の効率も上がるし、冷静に判断ができてスムーズに頭の中の整理ができるようになりました。

ー やらなきゃと焦る気持ちばかりで仕事が進まないことありますよね。足湯もこれからの季節にいいですね。

福本さん:

足湯はずっとやりたかったのですが、かわいいたらいがなくてできていなかったところ、友達の家でかわいい琺瑯のたらいを見て「これだ!」と思い、同じものを買って最近はじめました。毎朝していますが、夜帰ってきて疲れている時やヒール履いて疲れた時にもおすすめですよ。

寒いと「温めてやろう」とへんなファイトが湧いてきます

ー 寒い日やなんとなくやる気が起きない朝も、足湯で温まると元気に一日をスタートできそうですね。日々のケアで特に心がけていることはありますか?

福本さん:

大切なのは「下半身を冷やさないこと」。冬生まれなので冬が好きなのですが、寒いと「温めてやろう」とへんなファイトが湧きます(笑)。18歳の時ある整体の先生に、「お腹空いているのとお金がないのと冷えるのだけは、だめ」と言われて。それ以来頑なに守っています。なぜそんなに印象に残ったのかわからないけど、この3つにならないようにすると幸せになれるんだ、と感じてその言葉を心に刻みました。

ー 面白い整体の先生ですね!冷えは万病のもとと言いますし、冷え性で悩む女性も多いですよね。温めケアで他にはどんなことを実践されていますか?

福本さん:

毎日必ず湯船に浸かること、入浴剤を入れて気分もリラックスすること。お風呂上がりには、その時の状態に応じてオイルマッサージやストレッチなどもしています。寒い季節は、こんにゃく湿布もおすすめですよ。昔から伝わる自然療法で、簡単だし体が内からじんわり温まるので、生理痛がひどい方にもぜひ試してほしいです。

〜こんにゃく湿布のつくり方〜
1. こんにゃくを水に浸して、そのまま鍋で10分煮る。
2. タオルに包む。
3. 右の脇腹にある肝臓あたりやおへその下の丹田、背中の腎臓あたりに充てる。

こんにゃくは長く熱を保ってくれるので温かさが長持ちするし、2〜3回温めなおして使えるので、高コスパなのも嬉しいですね。

ー こんにゃく湿布もそうですが、福本さんのインスタグラムはおすすめコスメや実践的なセルフケアがとてもわかりやすく紹介されていて、見ていてとても楽しいです。今興味があることやこれからチャレンジしてみたいことはありますか?

福本さん:

先日フランス人のバレエダンサーの方とお会いする機会があったのですが、体がとても美しくて。バレエストレッチに挑戦してみたいですね。あとは本を出版できたらいいなと思います。インスタグラムのハッシュタグ「#敦子スメ」で美容や健康の情報を発信しているのですが、それを一冊にまとめるのもいいなと。ラジオなどでおしゃべりすることもやってみたいですね。これまで同様に、自分が楽しいと思うことを発信することで、それが誰かの役に立てたらいいなと思います。

Photos by:Nobuki Kawaharazaki

福本敦子さん

福本敦子さん
(ふくもと・あつこ)
コスメキッチンPRを経て、2018年にフリーランスPR、ビューティコラムニスト、ビューティオーガナイザーに。現在は雑誌やwebなど多くのメディアでマルチに活躍中。オーガニックコスメのほか、占星術やアーユルヴェーダなどにも精通。独自の知見を活かしたオーガニック美容を提案、発信している。
Instagram:@uoza_26

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