健康あっての美容。どちらも大切にしたいんです・千国めぐみさん<前編>

第41回目は、モデルとしてファッション誌やwebメディアで活躍する千国めぐみさんにご登場いただきました。白くて透明感あふれる千国さんの美肌を育む秘訣やライフスタイルについて伺います。千国さんは、外側からのケアだけでなく、漢方やアーユルヴェーダといった内側からのケアについても知識が豊富。日々、自身の肌や体調と向き合いながら大切することが、美肌を作るカギのようです。

もともと成分や人体について知ることが大好きなんです(笑)

ー モデルのお仕事を始めたきっかけについて教えてください。

千国さん:

大学の入学式で、雑誌の編集者に声をかけてもらったことがきっかけです。最初は私がモデルなんてできるのかと、正直半信半疑でした。それでももともと雑誌などを作る側に憧れていたので、雑誌作りに関われるならと思って始めたんです。

ー 最近はモデル以外のお仕事もされていますよね。お仕事で大事にしていることはありますか?

千国さん:

モデルのお仕事のほか、最近はwebサイトなどの連載で、ファッションや美容についてコラムを書かせていただくことも増えました。お仕事をする上では、壁を作らないということを大切にしています。なるべくフラットな感覚で、みんながそれぞれアイディアを出しやすい、ひらけた空間が作れたらいいなと思います。その方が楽しいし、意外な仕上がりになって面白いんです。自分から打ち出すこともあるけど、周りの意見やアイディアを盛り込んでいきたいと思っています。

ー 美容の知識が豊富な事でも有名ですが、いつ頃から関心を持たれたのですか?美容や健康に関する資格もお持ちですよね。

千国さん:

母が美容好きだったこともあり、小さいころから化粧品にはよく触れていて、自然と私も美容好きに。最初は化粧品をいろいろと試すだけだったのですが、大学を卒業した頃ひどい蕁麻疹で皮膚科に行ってもなかなか治らなくて。それがきっかけで、化粧品の原料や肌への効果効能などについて一度きちんと勉強したくて資格を取ったんです。

ー どのような資格をお持ちですか?

千国さん:

アロマテラピー検定1級と化粧品成分検定1級、美容薬学検定、漢方養生指導士の資格を取得しています。漢方やアーユルヴェーダは本を読んだり日常生活で実践したり。それまでは化粧品もなんとなく買っていましたが、成分などもきちんと調べてから、自分で選べるようになりました。

ー とても勉強家ですよね。具体的に日常でどのように活用されていますか?

千国さん:

科学的に外から直接アプローチすることも大切だけど、漢方は、トラブルの原因を体の外側からも内側からも多角的にとらえていこうという考え方です。だから化粧品を使ったスキンケアだけでなく、体調に合わせて食材を選ぶなど食事にも気をつけています。例えば、中華食材店で、なつめや陳皮、百合の根などを購入して、火鍋や薬膳粥なども作ります。自分の体調や肌の状態に合わせて、今日はこの食材を使ってみようかなとか、これとこれを組み合わせようかなと考えるのも楽しいんですよね。もともと成分や人体について知ることが大好きなんです。勉強というよりは日常で楽しみながら実験感覚で活用しています。

ー これからの時期、肌や気持ちがゆらぎやすい時期ですが、どんなケアをされますか?

千国さん:

私の場合、季節の変わり目は、気のバランスが乱れることが多く、巡りを整えるために香りを使うことが多いです。ロールオンタイプのブレンドオイルを携帯したり、バスソルトなどの入浴剤を使ったり、ベッドサイドにもルームフレグランスを置いたりと、自分が落ち着く香りで気分を整えています。ゆらぎによるストレスケアにとてもいいと思います。またインナーケアでは体を温めるお茶もいいけれど、肌などに炎症が起きて熱を持っている時は、熱を下げてくれる緑茶を選びます。トマトやきゅうり、なすなどの熱を冷ます食材を摂るといいと言われています。気を巡らせる食事という意味では、パクチーやゆずなど、香りものもおすすめです。

習慣がないのが、マイルールです

ー 香りや食事でケアできるといいですね。モデルのお仕事では、いつでも肌の調子や体調を整えておきたいですよね。

千国さん:

ちゃんとしなきゃと思うと、それがプレッシャーで体が緊張で硬くなり体調が悪くなってしまうんです。だから最近では頑張らないキャンペーン中です(笑)。細く長く続けられることが大切だなと。お茶や食事で気楽に選んで取り入れたいですよね。SNSで私が発信する情報を真面目にすべて実践してくれようとする方も多いのですが、一人一人の生活に合わせてエッセンスだけを薄く希釈して取り入れるくらいの気軽さでいいと思うんです。少しずつでも長くつづけることが大切ですよね。

ー そうですね。日々の習慣はありますか?

千国さん:

習慣を作らないのがマイルールなんです。起きる時間も寝る時間も決めていません。唯一最近ルーティーンにしているのが、朝ごはんを食べるということ。そのあと寝てもいいから意識しています。フルーツは毎朝食べますが、魚を焼いてお味噌汁とご飯、ポタージュスープとパンに目玉焼きなど、その日によっていろいろです。以前は昼夜逆転もしていたし、夜更かしもしていましたが、なんだかイライラしやすかったように思います。最近はとにかく日が昇ったら起きて、朝ごはんを食べる。そうするとだんだんと体調も気分も整ってきたような気がします。

ー モヤモヤしたり行き詰まったりした時の気分転換方法はありますか?

千国さん:

映画鑑賞や読書で体感したことのない視点を取り入れてクールダウンするようにしています。あとは自宅に犬1匹と猫2匹がいるので、その子たちが一番の癒しですね。

健康あっての美容。どちらも大切です

ー 千国さんにとって、美容や健康とはどんな存在ですか?

千国さん:

健康あっての美容だと思っています。どちらも相乗効果があると思っていて、どちらも大切。体が元気だと肌つやもよく笑顔も増えるし、メイクをしたら気持ちも上がって健康にもなりそうですよね。今は、外側からのケアが過剰になっている人が多いようにも思います。SNSでも質問をいただくのですが、化粧品をどう選んでいいかわからない、自分の悩みがどこからきているのかわからないという人が多いんです。もっと自分の体と向き合って大切にしてもらいたいなと思います。自分の体の内面とか中身とか体が訴えていることにも、耳を傾けて、漢方やアーユルヴェーダ、アロマ、ハーブなども少しずつ取り入れてみてもいい。思っている以上に、日々の生活は肌に直結しているから。だからちゃんと寝てほしいし、ちゃんと食べてほしいし、もっと幸せになってほしい。私が本当にいいと思った情報をこれからも発信してきたいです。

Photos by Yoshimi Kikuchi

千国めぐみさん

千国めぐみさん
(ちくに・めぐみ)
ファッションモデル。スカウトがきっかけでモデルに。「Pinky」(集英社)、「CanCam」(小学館)を経て、現在は「mina」(主婦の友社)、「with」(講談社)でレギュラーを務めている。美容、特にスキンケアの知識や情報にとても精通していて、「美容薬学検定1級」など美容や健康に関する資格も多数取得。インスタグラム(Instagram@chikunimegumi)ではお気に入りコスメや美容法などを発信し、同世代の女性からも厚い支持を得ている。

PAGETOP