体調不調や辛い時、植物の力に救われました・大日方久美子さん<前編>

第43回目は、パーソナルスタイリストの大日方久美子さん。洋服が似合うスレンダーな体型に、ハツラツとした笑顔が魅力的な大日方さん。お仕事のことや美しさを保つ秘訣、保護犬のボランティア活動などについてお話いただきました。仕事へ向き合う姿勢や自分に合った体型維持の方法など、参考にしたいエッセンスが満載です。

お客さまにも仕事にも、常に誠実な気持ちでありたい

ー 現在のお仕事について教えてください。

大日方さん:

パーソナルスタイリストとしても活動しながら、アパレルブランドからのご依頼で、定期的に店頭でお客さまにスタイリングをするというのも多くなっています。また、アパレルブランドとのコラボ商品を作らせてもらって販売もしています。良質で、かつ低価格で届けられるかを考えながら、本当に自分がいいと思うものだけを作らせていただいています。

ー お仕事をする上で大切にしているのは、どんなことでしょうか?

大日方さん:

誠実であることです。クライアントに対してもそうですが、それ以前に私を見てくれているフォロワーさん、製品を買ってくれるお客さまに対して誠実でありたいです。似合わないものは、クライアントがいても買わない方がいいよって言っちゃいます(笑)。お客さまにとってベストでなければ意味がないし、目先の利益のために一生続くかもしれない信頼をなくしたくはないですよね。でも結果を出すことももちろん大切。クライアントには、数字としてきちんと結果を出すことでお返ししたいと思っています。

ー パーソナルスタイリストを始めたのは、どのようなきっかけからですか?

大日方さん:

以前働いていたアパレルブランドで接客をしていた際も、いまと同じように お客さまに本当に似合うもの、ベストなものだけをご提案していたら、あるお客さまに退職してからも、パーソナルスタイリストとして自分にスタイリングして欲しいと言っていただいて。それでパーソナルスタイリストとして活動をはじめました。販売員時代に、きちんとお客さまと向き合っていなかったらそんな風に言ってはもらえなかったかもしれない。真面目にやってきてよかったなと思いました。今では幅広いお仕事をさせていただけるようになり、その度新しい自分の可能性と出会うチャンスをいただいていて、とても感謝しています。

できる時、できる範囲で続ける、保護犬ボランティア

ー お客さまはもちろん、クライアントからの信頼も厚いのだろうなと感じます。保護犬の活動もされていますが、最初に引き取ったきっかけを教えてください。

大日方さん:

最初の子は繁殖犬で、引き取ったのは7年前です。もともと犬は実家でも飼っていて大好きでした。実家でも、捨てられた子や誰かが飼えなくなった子、警察犬の試験に落ちた子などを引き取って飼っていたので、成犬から飼うことが多く、赤ちゃんは飼うのは初めてで。それから、「里親を探しているんだけど…」「虐待を受けてしまった子がいて…」など相談を受けることが増えて、今いる子と相性が良かったら引き取るよ、とどんどん増えて現在4匹の犬と暮らしています。5匹目は、里親が決まるまでに一定期間だけ預かる「一時預かり」のために枠を空けています。

ー お仕事もお忙しい中、ボランティアとどのように両立されていますか?

大日方さん:

ボランティアでは、自分ができる時にできる範囲のことをしようと決めています。保護犬の状況を知れば知るほど、怒りの感情は湧いてくるのだけれど、怒りの感情をアウトプットしても何も変わらない。怒りで人は動かないから。それなら、幸せのアウトプットに変えていきたいと思っています。保健所に保護されている全員は助けられないけど、この子だけは助けられるという前向きな気持ちに変えています。

ー 幸せのアウトプットは具体的にどのようなことでしょうか。

大日方さん:

引き取ってすぐは、警戒して怖くて噛もうとする子も、だんだん心を開いてくれるのが嬉しくて。その様子をインスタグラムでアップしてみんなに見てもらえるようにしています。それなら私にもできるから。あとは、「一時預かり」ができない状況の時は、団体にフードやシーツを寄付する形で支援しています。人から寄付を募って、というよりは自分のできる範囲で。これからもこのスタンスで続けていけたらと思っています。

辛い時期を救ってくれた、植物の力

ー 大日方さんの美しさや素敵な笑顔の秘訣について教えてください。どんなケアをされていますか?

大日方さん:

ファッションは、洋服だけでなく肌や髪などトータルで考えないとバシッと決まらないと思っているので、肌も髪もケアには気を配ります。あと、ここ数年で大切だと痛感しているのがインナーケア。一度ホルモンバランスの乱れのせいか、40歳前後の3年間くらい、生理前のうつ症状に悩まされていたんです。生理前3〜4日間、昨日まで元気だったのに、急にいつもは聞き流せるようなことに過敏になったり、過去の嫌だったことを思い出してもう一度傷つき直したり、自分の意志ではどうしようもない悲しみに、後ろからガバッと羽交い締めされるような感じでした。

ー とても辛い症状だったのですね。どのように克服されたのですか?

大日方さん:

気晴らしに映画を観たり、お笑いを観たりしてもダメで悩んでいた時、友人の勧めで出会ったのが、植物幹細胞療法のジェモセラピーです。ハーブエキスを水に垂らして飲むのものです。私の場合は、ホルモンバランスと自律神経が乱れてしまっていたようで、両方にアプローチするジェモセラピーを処方していただいたらすっかり良くなったんです。それを機に、植物の力のすばらしさ、自分の体の中に入れるものの大切さに気づかされました。

ー 植物が体に合っていたのですね。

大日方さん:

そうなんです。また私は万年お腹の不調が続く状態で、日常生活に支障をきたすほどだったんです。薬も効かない状態で。医師の勧めで漢方を飲みはじめたらだいぶ良くなりましたが、それからは腸内環境を整えることも意識しています。今では漢方を飲まなくても調子が良いです。腸内環境って本当に大事。腸は脳と繋がっていると言われますが、自律神経とも繋がっていると思います。腸を整えると自律神経も整うし、自律神経を整えることで腸も整う。腸内環境が整うと、肌の調子が良くなるし、髪のツヤが出るし、目覚めもよくなるし、いいことづくめ。すべてが楽になりました。

腸内環境の改善と食生活、適度な運動で、美しさをキープ

ー 腸内環境の大切さを体感されたのですね。大日方さんの朝と夜の過ごし方を教えてください。

大日方さん:

朝起きたらまず、デトックス効果のあるお茶を飲みます。朝食はできるだけ自炊をして、タンパク質を意識したメニューを心がけています。今朝は鶏のつくねにさらに豆腐を入れてタンパク質を増やし、相性のいいブロッコリーと一緒にスープにしました。あと毎朝ヨーグルトに酵素をトッピングして食べています。昨日は、スクランブルエッグにアボカド、トマト、カッテージチーズ、ベーコンをトッピング。カッテージチーズは、タンパク質が豊富で脂質は少ないので、いくらでも食べられるんです。タンパク質をたくさん摂る代わりに、パンやごはん、パスタなどの炭水化物は控えめです。私は夜に食事を摂るとあまり体調が良くないので、ほとんど食べません。その代わりお酒を飲みます(笑)。これが唯一の楽しみでリラックスできる時間なんです。

ー スレンダーな体型はどうキープしているのでしょうか。筋トレもしていますか?

大日方さん:

昔のように食べなければ痩せるような体質ではなくなったので、筋トレはしています。主人と一緒にやることが多いですね。正しく体を使って筋トレをしたら、きちんと筋肉にするための食事も大事。タンパク質を摂りつつ、タンパク質と相性がいい酢の物や海藻類、ブロッコリーなどの野菜も一緒に食べます。実はラーメンが大好きで昔は好きなだけ食べていたのですが、今は限界まで我慢して、食べた日は筋トレをいつもより頑張ってチャラにしています(笑)。バランスの良い食事と適度な運動、基本ですがこれを続けると自然と体型がキープできています。

photos by Yoshimi Kikuchi

大日方久美子さん

大日方久美子さん
(おびなた・くみこ)
パーソナルスタイリスト。アパレル販売の経験を経て独立。独立後に始めたインスタグラムでは、エレガントでスタイリッシュな着こなしにファンが急増し、多くのフォロワーを持つ。現在はアパレルブランドのWEBページでスタイリングやモデル、コラボ商品の開発、イベント企画なども行う。著書に『”エレガント”から作る大人シンプルスタイル』。
Instagram @kumi511976

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