小林さんがヨガを始めたのは、モデルの仕事で体調を崩したのがきっかけ。 「体調がよくなかったころは、頭で考えて意識してオーガニックを選んでいましたね。でも体の状態がよくなると、変わってくるんですよ。体が敏感になって、意識しなくても自然にオーガニックを求めるようになりました」。そんな小林さんの生活でオーガニックが占める割合は、「70％くらいかな。ヨガのトレーニングも食事もそうだけど、こだわりすぎてピリピリしないように気をつけています。完全主義にならないのがポイント。でも、気がつくと大半がオーガニックになっていたりして（笑）。やっぱり頭で考えなくても、大地の恵みが詰まったナチュラルなものを体が勝手に選んでしまうみたいですね」。オーガニックが好きだと感じるのは、体が求めている証拠。好きなものや使っていて心地よいものを取り入れるのが、小林さんのオーガニックライフだそうです。

「きれいになるには、まず健康でないと」という小林さんの肌は、とっても透明感のある白い肌。そのお手入れ方法を聞いてみると、「体がオーガニックを求めるように、肌も何を欲しがっているのかを知って、それを補給してあげるのが一番」とのこと。「スキンケアに限らず健康のためにも、自分の体が欲しがっているものを身につければ、気分が明るくなります。すると、心の状態がよくなって、自然と体調も肌質もよくなるんです」。

そこで、体が求めているものを知るために、まず自分に素直になるというのが、小林さんのこだわり。実はこれ、小林さんが提唱しているLOVE ヨガの考え方と同じだそうです。「人と関わっていると、つい自分の意見を抑えて相手に同調したり、よく思われようとして、いい人を演じてしまいますよね？そうではなくて、自分らしさを大切にするのがLOVE ヨガなんです」。こうした自分の心の声を素直に聞くことが、結果的に美しい肌をつくっているようです。

「好き嫌いの感情があることは自然なこと。その気持ちを心をこめて、ていねいに人に伝えることが大切。自分に素直にならないと、体が求めているものも見つけられなくなってしまいます」。自分勝手にふるまうのではなく、自分のよいところも悪いところもすべて認めて、自分を愛してあげる素直さ。それが、美しい肌をつくることにもつながっているようです。

小林さんが何かを選ぶ基準は、自分の心身が素直に喜ぶかどうか。例えば化粧品なら、香りや使用感はもちろん、パッケージも重視するとのことです。「ドゥーオーガニックのパッケージはかわいいから好きです。自分の部屋に置くものだから、見た目も大切。かわいいと使う楽しみが増えますよね」。普段はコンディションに合わせてスキンケア方法を変える小林さん。「モデルをやっているとわかるんですけど、顔はとってもこりやすいんです。だから疲れたときは、温めたり顔のマッサージやストレッチをしたりします。化粧水をたっぷり使ったコットンパックもいいですよ」。肌の調子がよくないときは集中ケアがやはり大切。疲れているときこそ、化粧品だけでなく食事や着るものなどでも、オーガニックを使うのがよいそうです。