ドゥーオーガニックトップ > 私のオーガニック的過ごし方 > Vol.4 土屋 あつ子さん
つちや あつこ :
アロマ&カラーセラピスト
1999年よりパーソナルカラーアナリストやアロマテラピー・インストラクターとして数々の講師を経験。現在、色と香りの共通性を紐解き、五感に働きかける「アロマ&カラーアフェクション」で心身のバランスを維持し、自己啓発やセルフケア、豊かなコミュニケーション促進を提案する活動を展開中。
アロマテラピーとは「芳香療法」のこと。日本ではまだ治療行為として認められていませんが、西洋では予防・代替医療として発展してきた経緯があります。
「日本で古くから知られる柚子湯なども、アロマテラピーのひとつです。柚子など柑橘類に含まれるリモネンという成分が、身体を温めたり、皮膚表面の余分な油を取り去り、肌をきいにしてくれる作用があるのですよ」、と土屋さん。柑橘系の香りはこのほかにも胃腸の働きを良くし、結果的に肌を美しくするとか。「肌のためならローズの香りも良いですね。女性ホルモンに働きかけて、新陳代謝をよくしてくれます」。
アロマ&カラーセラピストである土屋さんは、ご自身の生活にも色や香りの効果を活用しています。「家には100本くらいの精油があって、その時の気分で選んで使っています。嗅覚は人の感覚のなかで最も古い器官なので、なかなか信用できますよ(笑)。体調が悪いときや、肌が疲れているときなど、今の自分にとってどんな香りが必要か、嗅覚はピタリと当ててくれます」。
こうした香りの効果を高めるには、視覚から得られる色も影響を与えているそうです。「身体への働きをより高めるために香りとともに色を選んでいますね。肌のお手入れをするときはリラックスできるうすいブルーのタオルを使っています。鎮静作用があるので、ニキビができたときなどにもいいですね」。
効果的な色や香りに気を配っている土屋さん。中でも精油は希釈して肌につけたり嗅いだりするものだから、特別のこだわりがあるとか。「精油はなるべくオーガニックの製品を使っています。オーガニックではない精油だと、私は鼻の奥に違和感が残ることがあるのです。安心できるオーガニックの精油なら心から気持ちよくなれますから。安心して使えるものを選ぶことは、リラックスするための重要な材料ですよね」。
こう話す土屋さんは、千葉県や茨城県の畑で無農薬の家庭菜園に挑戦したり、ご自宅の庭でもハーブを育てたりしてリラックスした時間を過ごしているそうです。「農薬や化学肥料に頼らず、土が持つ本来の力を活かした野菜づくりをしています。無農薬栽培の野菜やハーブの農地って土のいい匂いがするのです。菌などの微生物がいる土の奥深い香りは、心が落ち着きますね。それに土の感触、野菜の色合い、身体にも良い味わい。こうして考えると、野菜づくりは五感全体を使う究極のセラピーだと感じます」。
土屋さんの研ぎ澄まされた嗅覚、さらに視覚の敏感さは、こうしたオーガニックな暮らしの中で育まれてきたのかもしれません。“オーガニックを心掛けて五感を磨く”そんな生活が土屋さんご自身の美しさにもつながっているようです。
- ほんのりとローズの香りが心地いいです。肌をより美しくしてくれそう。化粧水はさっぱりしていて気持ちがいい。美容液と保湿クリームでうるおいもしっかり守ってくれます。オーガニックの精油と同じく、きちんとオーガニックの認証がされていて、安心して使えるところがいいですね。
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- Vol.4 : 土屋 あつ子さん - アロマ&カラーセラピスト
- Vol.3 : 鈴木 あさみさん - ファームマエストロ
- Vol.2 : 小林 愛さん - モデル・ヨガインストラクター
- Vol.1 : 大神 邦子さん - メーカー勤務